そっちは海なんですけど〜!海に神輿が入っていく、『海上渡御』


毎年10月に行われる伊東市の松原神社と湯川神社の例大祭。
室町時代からあると言われています。

海に入っていくのが特徴的で、一般的に大きなかけ声を出すイメージのある神輿ですが、口紙を加えて一切話さないというのも珍しいと思います。

神輿の重さは1トンで、32人で担ぎます。
くじ引きで担ぎ手を決定します。

このくじ引きも特徴的です。

いまでは担ぎ手も少なくなりましたが、かつては担ぐ権利を譲ってくれと漁師が他の人間に頼みにいくほど、価値の高いものでした。

干物屋のご主人に聞くと、本来は漁師の舟が返ってきた時に併せて行っていたとのことですが、いつからか10月の14日、15日ということになり、昭和に子供だった人間はこの日で覚えています。

しかしながら平成も後半になると、平日に神輿を担げる人がいなくなり、だいたい10月の土日になるようになりました

同じ干物屋のご主人によると、最初は紋付き袴で、波打ち際をチョロチョロ歩く程度だったのが、どんどん沖にに行くようになり、そうすると紋付き袴で溺れる人がいるので、白装束になったとのこと。

元々の神社が、湯川と松原の境目にあったことから、クライマックスにお互いのエリアの境目の場所で、神輿を回し合います。

夜には20機以上の山車が一カ所にあるまる「さんやれ祭り」が行われます。
伊東の街中の秋の風物詩です。